塩素の副作用と効果・効能
塩素の副作用と効果・効能
塩素の副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆塩素とは
塩素は、細胞の内外に含まれており、
塩酸として胃液中にも含まれ、消化酵素であるペプシンを活性化します。
血液中では、ほかのミネラルとともに酸・アルカリバランスの調整し、
肝臓の機能を助け、体内の老廃物を除去します。
塩素は体内に約85〜150gほど存在しています。
塩素は食塩として摂取されることが多いミネラルです。
塩素は強い殺菌作用を持つことから漂白剤にも多く利用されています
また、塩素は、微量ながら、健康維持に必須なミネラルの一つです。
◆塩素の過剰摂取による副作用
塩素の過剰摂取による副作用は報告されていません。
塩素は過剰摂取しても、汗や尿で対外に排出されます。
塩素を含む水道水などを慢性的に過剰摂取すると、
腸内細菌の繁殖が悪くなるとされています。
ただし、食塩としての摂取で言えば
高血圧、動脈硬化、胃がんの原因となります。
◆塩素の効果・効能
塩素は単体で強い殺菌力を持っており、
水に解けた際に生じる次亜塩素酸はさらに強い殺菌力を持っています。
主に、水道水の殺菌や漂白剤などで使用されています。
また、塩素には、タンパク質の消化を促進する効果があります。
肉や魚などのタンパク質を胃で消化する際、
ペプシンというタンパク質分解酵素によって分解されます。
このペプシンの働きには塩酸が欠かせないため、
塩酸の構成成分である塩素は重要な役割を果たします。
・細胞の浸透圧維持
・体液のアルカリ性維持
・肝臓における老廃物の排出
◆塩素が不足すると
塩素が不足すると、組織中のナトリウムとカリウム濃度が低下し、
カルシウムとリン濃度が増加(腎臓にカルシウムが沈着の原因)します。
・胃酸の酸性度が低下
・食欲不振
・下痢
・身体のだるさ
◆塩素が多く含まれる食品
・食塩
・梅干
・しょうゆ
・みそ