銅の副作用と効果・効能
銅の副作用と効果・効能
銅の副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆銅とは
銅は、体内で必要な酵素の構成成分として不可欠なミネラルです。
そして体内においては、タンパク質と結合して鉄の働きを助けており、
赤血球の形成や体内酵素の正常な働き、骨の形成に役立っています。
摂取した銅は小腸で吸収され、肝臓に運ばれて蓄えられます。
銅は体内に約80mgほど存在し、ほとんどが骨や筋肉にあり、約1割が肝臓中に含まれています。
銅の吸収率は、約44〜67%といわれています。
◆胴の過剰摂取による副作用
銅はミネラルの中でも毒性が低く、過剰に摂っても排泄されるため、
銅の過剰摂取によって健康被害の心配はありません。
ただし、遺伝的な問題で、過剰摂取した銅が排泄できない場合、
ウィルソン病による重度の肝障害、腎不全、脳神経障害、角膜輪、
歩行障害、言語障害、意識障害や痙攣が起こります。
・吐き気、嘔吐
・下痢
・黄疸
・腎臓の損傷
・脳障害
・赤血球の破壊(溶血)による貧血
・肝臓障害、肝硬変、肝臓癌
・パーキンソン病
◆銅の効果・効能
銅は、細胞呼吸、エネルギー代謝に関わっており、
活性酸素の除去作用もあります。
また、鉄の輸送や代謝にも関わり、ヘモグロビンの生成を促します。
・貧血を予防
・免疫力を高める
・動脈硬化を予防
・成長を促進
・髪や肌の健康を保つ
・鉄の吸収を促進
・抗酸化酵素の役割
・皮膚や血管の結合組織の生成
◆銅が不足すると
胴は色いろな食品に含まれているため、
健康な人であれば、欠乏症はほとんどみられません。
また、亜鉛や鉄を過剰にに摂取すると、銅の吸収が減少します。
・ヘモグロビンの減少
・赤血球が小さくなる
・骨がもろくなる
・毛髪の色素が抜ける
・エネルギー代謝の異常
・白血球が減少
・子どもの発達障害
・貧血
・成長障害
・疲労感、筋肉の緊張低下
・皮下出血
・血管の損傷
・心肥大、心血管系異常
・免疫機能の低下
・コレステロールや糖代謝の異常
・色素沈着の低下
◆銅が多く含まれる食品
・イカ
・タコ
・干しエビ
・カキ
・あんこうの肝
・レバー
・ココア
・カシューナッツ
・アーモンド
・大豆