マグネシウムの副作用と効果・効能
マグネシウムの副作用と効果・効能
マグネシウムの副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆マグネシウムとは
マグネシウムは約300種類の酵素の働きを助けるミネラルで、
大人の体には20〜28gほど含まれ、カルシウムやリンとともに骨をつくっているミネラルです。
マグネシウムの約57%は骨に、40%が臓器や筋肉中に、
3%が細胞外液と血中に存在し、全体重の約0.1%をしめます。
マグネシウムは体で様々な働きをしますが、不足しやすいミネラルの一つです。
特に、アルコールを多く飲む人は注意です。
◆マグネシウムの過剰摂取による副作用
マグネシウムは、健康な人の場合は多く摂っても、
余分な分は尿や汗から排出され、副作用が起こることはありません。
しかし、腎臓の病気や腎臓の機能が低下している場合、
マグネシウムを過剰摂取すると、副作用のリスクが高くなります。
(腎臓に障害があった場合の、副作用の症状)
・下痢(腸に水分を引き込むため)
・高マグネシウム血症
・筋力の低下
・心臓発作
・のどの渇き
・眠気が多くなる
・呼吸機能低下
・神経機能の低下
・嘔吐(おうと)
◆マグネシウムの効果・効能
・精神を安定させる効果
・生活習慣病の予防、改善効果
・骨や歯を丈夫にする
・筋肉の収縮を助ける
・便秘の解消
・偏頭痛の緩和
・エネルギー代謝の正常化
・動脈硬化の予防
・心臓病の予防
・高血圧の予防
・糖尿病・血糖値の改善
◆マグネシウムが不足すると
通常の食事をしている場合、マグネシウムが不足することはありません。
ただし、睡眠不足、運動不足、ストレス、大量のアルコール摂取の時には
体内のマグネシウムが必要以上に消費されるため、不足しがちになります。
また、加工食品や清涼飲料水など、
リンが多く含まれる食品を過剰摂取すると、マグネシウムの吸収が妨げられてしまいます。
・血圧上昇
・不整脈
・動脈硬化
・狭心症
・心筋梗塞
・発育不全
・筋肉の痙攣
・皮膚や筋肉などへのカルシウム沈着
・神経過敏症などの神経症状
・不安や抑うつ症などの精神症状
・記憶障害
・注意力散漫
・骨粗しょう症
・糖尿病
・不眠
◆マグネシウムが多く含まれる食品
・葉野菜
・ナッツ類
・バナナ
・いちじく