クロムの副作用と効果・効能
クロムの副作用と効果・効能
クロムの副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆クロムとは
クロムは不足しやすいミネラルの一つで、
特にダイエットする方においては重要なミネラルです。
また、、血糖値、血圧、コレステロール値を下げる働や、
体内での代謝に関わっているミネラルです。
体内では、リンパ節や歯、肺に多く存在しており、
肝臓、卵巣、筋肉、血液中にも微量に存在しています。
人の体内では約2mgありますが、
現在必須と考えられているミネラルの中では最も微量です。
クロムは小腸から吸収されますが、
吸収率は2〜3%と非常に吸収されにくいミネラルであり、
吸収されたクロムの大部分は尿中に出ていってしまいます。
クロムはビタミンCと一緒にとると吸収率が上がります
ちなみに、食品から摂取できるクロムは、3価クロムです。
一方6価のクロムは人工的に生産されるもので、
有毒で非常に危険性のある物質で、これを食品で摂ることはまずありません。
◆クロムの過剰摂取による副作用
通常の食事で取り入れるクロムは、
吸収率が非常に低いこともあり過剰摂取の心配はありません。
しかし、1日600〜1000 μgまでの
クロムのサプリメントを長期間継続的に摂取した場合、
吐き気や下痢、頭痛、不眠などの睡眠障害が起こります。
・肝障害
・造血障害
・腹痛
・腎尿細管障害
・中枢神経障害
◆クロムの効果・効能
・動脈硬化、高血圧を予防する効果
クロムはコレステロールの代謝、結合組織の代謝、
たんぱく質代謝に大きく関わっており、特に脂質代謝を活発にします。
すると、中性脂肪やコレステロール値を正常範囲に下げ、
動脈硬化や高血圧の予防に貢献します。
・糖尿病を予防する効果
クロムはインスリンの働きを助け、血糖値を下げる効果があります。
・甘いものへの欲求を抑える
・ダイエット
◆クロムが不足すると
クロムは、通常の食事で欠乏症がみられるほど不足することはありません。
・糖の代謝異常
・成長障害
・脂質、たんぱく質の代謝異常
・角膜の病気
・脂質異常症
・糖尿病の危険性
・末梢神経の障害
・体重減少
・動脈硬化
◆クロムが多く含まれる食品
・牛レバー
・ビール酵母
・鳥肉
・あさり
・ハマグリ