モリブデンの副作用と効果・効能
モリブデンの副作用と効果・効能
モリブデンの副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆モリブデンとは
モリブデンとは、体内の代謝に関わるミネラルのひとつで、
体内には約9mgあり、多くは肝臓や腎臓に存在しています。
モリブデンは酵素の成分となり、
糖質や脂質のなどのエネルギー代謝を補助する働きがあります。
モリブデンは植物性食品の中では、豆類に多く含まれています。
動物性食品の場合は、レバーに多く含まれています。
モリブデンの体内での吸収率はミネラルの中でも高く、
食品に含まれるモリブデンの約75%が体内で使われます。
◆モリブデンの過剰摂取による副作用
過剰に摂取したモリブデンは、尿中に排泄されるため心配はありません。
しかし、体内の銅の量が少ない場合、
モリブデンの中毒症状が起こる可能性があります。
・下痢
・胃腸障害
・昏睡
・心不全
・痛風様症状
・血中尿酸値の上昇
◆モリブデンの効果・効能
モリブデンは、補酵素を構成する成分となって、代謝に関わっています。
そのほか、モリブデンは酵素の構成成分となることにより、
糖質や脂質の代謝を助ける働きもあります。
・貧血を予防
・肝臓や腎臓の酵素の働きを助ける
・糖質、脂質の代謝の補助
・銅の排出を促進
・神経を正常化
・造血作用
・食道ガンを予防
◆モリブデンが不足すると
モリブデンの必要量はごく微量であるため、
通常の食生活で不足することはほとんどありません。
不足すると頻脈、頭痛、夜盲症などの症状が起こることがあります。
・貧血
・疲労
・尿酸代謝障害
・不妊
・脳の委縮
・痙攣
・精神異常
・目の水晶体異常
・心悸亢進
・精神障害
・昏睡
・食道癌発病のリスク
◆モリブデンが多く含まれる食品
・レバー
・乳製品
・豆類
・種実類
・穀類