セレンの副作用と効果・効能
セレンの副作用と効果・効能
セレンの副作用と効果・効能をみてみましょう。
◆セレンとは
セレンとは、必須ミネラルのひとつで、体内の抗酸化作用に深く関わっており、
成人の場合は体内に約15 mg存在しています。
セレンは、藻類、魚介類、肉類、卵黄に多く、
たんぱく質と同時に吸収されると考えられおり、
吸収率は50%以上だといわれています。
また、前立腺ガンの予防効果が確認されており、
抗ガン作用があるミネラルとして有名になってきています。
◆セレンの過剰摂取による副作用
通常の食生活でセレンの過剰症はほとんどありません。
しかし、サプリメントの乱用で過剰症が発症するとされています。
その上、セレンは毒性が強いので注意が必要です。
(セレンを慢性的に過剰摂)
・爪の変形
・脱毛
・胃腸障害
・嘔吐
・腹痛
・下痢
・疲労感
・焦燥感
・末梢神経障害
・皮膚症状
(グラム単位で大量にセレンを摂取)
・重症の胃腸障害
・神経障害
・心筋梗塞
・急性の呼吸困難
・腎不全
(妊娠中の場合)
・催奇形性
・流産
◆セレンの効果・効能
セレンは、抗酸化作用として重要な働きをしているミネラルです。
特に、抗ガン作用があるということで、
アメリカでは前立腺ガンの予防効果が確認されました。
そのため、抗ガン作用があるミネラルとしてサプリメントが販売されています。
また、ビタミンEとの併用することで、心臓病の予防に効果があります。
・老化の予防
・病気から体を守る
・ガンを予防
・不妊の改善(男性)
・更年期障害の改善
・脳血栓の予防
・心筋梗塞の予防
◆セレンが不足すると
セレンは藻類、魚介類、肉類、卵黄に豊富に含まれているため、
不足が問題となることはまずありません。
ただし、セレンが不足すると以下の欠乏症を起こすといわれています。
・うっ血性心不全
・心臓突然死
・不整脈
・心筋症
・筋力低下
・更年期症状
・フケや抜け毛
・前立腺がん、肺がん、大腸がんのリスク
◆セレンが多く含まれる食品
・わかさぎ
・かつお
・ほたて
・うに
・いわし
・ネギ